概要
~今だからこそ「物語」を伝えなくてはならない~
夏の日差し、潮の香、淡い恋、一度きりの想い出。
新しい生活に胸躍らせ、転校してきた美しい少女。
少女は新しい仲間や、密かに想いをよせる少年らと、人生の輝ける時を過ごすはず………だった。
だが姿の見えない悪意が深い闇となって、少女から光を奪っていく。
吸血鬼として生きる須郷と今どきの女子高生マナ。
二人は、ミッションスクールで起きたいくつかの事件に吸い寄せられ、真実を探し求める。
失踪する子供。消える遺体。語ることを拒む人々。錯綜する警察。ネットとマスコミの疑念と憶測。
ちらつく新たな吸血鬼の存在。
恐れるべきは、吸血鬼なのか、人なのか。
そして最後に裁かれるものは何か。